医食同源ニュース

医食同源とは、バランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方。

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【知ってますか?】故・金子哲雄氏が受けた『血管内治療』とは!

 

悪性腫瘍の一種、肺カルチノイドのため、この世を去った流通%e8%a1%80%e7%ae%a1%e5%86%85%e6%b2%bb%e7%99%82ジャーナリスト金子哲雄さん(享年41)。その金子さんが、受けていたのが『血管内治療』といわれる先端治療だ。金子さんの治療を担当していたゲートタワーIGTクリニックの院長・堀信一さんに、治療法について聞いた。

「がんは血管から栄養を取り込んでどんどん成長します。その血管をふさぎ、栄養を生き渡らせないようにして腫瘍を死滅させるのが血管内治療の中の動脈塞栓術。

血管に極細のカテーテルを入れて血管をふさぎ、同時にこの極細のカテーテルから抗がん剤を注入してがん細胞を攻撃するというダブルの治療が行えます」(堀さん)

カテーテルはタコ糸ほどの細さで、触るとゴムのように柔らかい。これをCTで腫瘍の位置を確かめながら血管に入れていくが、痛みはほとんど感じないという。手術が難しいほどの大きな腫瘍を持つ患者の治療にも適し、余命3か月といわれた乳がん患者が治療を受けて5年生存率30%を超えたデータも。

同院では保険が適用され、治療費は月1回の治療(治療時間は1~3時間)で1回17万円(保険負担3割の場合)が目安。治療回数は状況により異なる。この治療を行う技術を持った医師は少ないため、治療を受けられる医療機関は限られている。

最新の脳梗塞「血管内治療」を受けられる、受けられない地域

1分1秒を争うといわれる脳梗塞の治療に画期的な治療法が登場している。カテーテルを用いて血栓を除去する「血管内治療」で、従来の血栓を溶かす薬を投与する治療法に比べ、治療開始の時間猶予が倍になるという。兵庫医科大学脳神経外科教授の吉村紳一氏がいう。

「今年発表された世界規模の研究では、通常の内科的治療に『血管内治療』を加えると、脳梗塞発症後に患者が自宅に戻ることができる確率が20%向上し、さらに社会復帰できる確率も14%高まった。この治療を施せば、多くの人命とQOL(生活の質)を維持できる」

だが、この治療法には思わぬ「誤算」があった。吉村氏が理事を務める日本脳神経血管内治療学会は、血管内治療を行なう全国約150の施設に対して、各々がどれだけのエリアをカバーしているかのアンケートを行なった。

「直接の搬送だけでなく、他の医療機関からの患者の転送や医師の出張診察まで含めて、施設ごとの受け持ちエリアを調べました。その結果、『県内全域をカバーしている』と答えたのは鳥取と石川の医療機関だけでした。その他の地方はもちろん、東京、大阪などの大都市でも、血管内治療を受けられないエリアが数多くあった」(同前)

効果の割に国内の普及はあまり進んでいない。吉村氏が続ける。

「脳梗塞の死亡者は年間約6万6000人ですが、この治療を受けた患者は6000~7000人にとどまる。タイムリミットが8時間に延びたにもかかわらず、何万人もの患者が必要な医療を受けられていない現実がある」

その理由は大きく3つあると吉村氏は指摘する。

「まずは専門医の数が圧倒的に不足している。また地域による“偏在”も大きい。医師同士の連携が取れていないことも理由です」

最新治療を受けられる地域、受けられない地域ごとの特徴を見てみる。

■東京、大阪にも「格差」
「専門医が集中している23区内でも杉並区、豊島区、荒川区はゼロです。多摩市や青梅市など東京西部は広範な範囲で専門医が不在。首都の中でも隔たりがあります」

全国の中でも専門医が多い大阪も予想外の結果だ。

「専門医ゼロのエリアに隣接する多くの地域には専門医がいるが、大阪全域はカバーできていないと現地の医師は回答している。まさかの結果でした」(同前)

■北海道、宮城、福岡など地方の主要都市は一極集中
「札幌市、仙台市、福岡市など県庁所在地の周辺に専門医が集中している」(同前)

神戸市、広島市なども専門医が5人以上いるが、県庁所在地から離れると、極端に減少。「県内格差」は主要都市でも大きい。

■地方都市は極端な医師不足
人口の少ない地方都市は主要都市よりさらに最新治療を受けるチャンスが減る。

「これらの都市は専門医の数が極端に少ない。しかも数少ない専門医は他県と同様、中核都市に限られます」(同前)

青森県にある弘前脳卒中・リハビリテーションセンター内科副部長の齋藤新氏が「地方の現実」を語る。

「地方はまだ専門医が少なく、しかも偏在しています。医師が国内留学して技術を学び、我々のセンターもようやく体制が整ってきたところです」

 

血管内治療は全体の1割しか治療を受けていないのが現状です。早く全国に広げて頂きたいですね。

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